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シャーロック・ホームズ事典 価格: 3,990円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 パシフィカ版の復刻。表紙がいいんだよなあ。改訳版は河出書房で 読めますけどね。 |
シャーロック・ホームズ学への招待 (丸善ライブラリー) 価格: 693円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 間違えてはいけない。本書は「ホームズ」の本ではなく、「ホームズ学」について書かれたものなのだ。
ホームズ学とは、ドイルの書いた60篇を「正典」としてあがめ、現実に起きた出来事とみなし、研究していくというマニアックな行動なのである。
本書では、なかでも「誤謬」の問題が取り上げられている。ドイルはそんなにホームズに入れ込んでたわけでもないから、物語中には数々の矛盾がある。年代が合わないとか、ワトソンが前に聞いたはずのモリアティについて後の作品で覚えていないとか、そういうやつである。
それを「矛盾なく」解き明かしていこうというのが本書のホームズ学なのだ。 |
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われらロンドン・シャーロッキアン (ちくま文庫) 価格: 819円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 一見ミーハーにも見えるタイトルだが、読んで少なからず驚いた。副題に「紀行」とあるごとく、本当にいやみのない紀行文(シャーロキアンの事件現場検証旅行は必見)と体験談で、面白かった。ホームズ研究書には飽き飽きしたよ、という人にもまだ読む価値のある本。また、著者はそもそも日本企業の駐在員としてロンドンに滞在しており、その経験によって書かれたもので、イギリスの様々な階層の人々や様々なシャーロキアンとの交流が自然に述べられているのも楽しい。ロンドン・ウォークのコックニー訛りのガイドがいるかと思えば、高貴な身分のビジネスマンあり、クラブで出会った貫禄タップリの退役軍人あり、「現場検証」に行けば地方の私立 |
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シャーロック・ホームズの鉄道学 マイロネBOOKS 価格: 1,050円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 シャーロク・ホームズのファンとして(とてもシャーロキアンとは言えません)大変おもしろく読みました。
詳細に詳細を重ねて、一つの事でもあ?だ、こ?だと調べていく姿勢。
興味のない人間からは阿呆呼ばわりされるかもしれません。
でもこれがシャーロキアンです。わざわざ英国の古書を集め、調べ、ホームズのように推理する。
それが例え独りよがりと言われようと関係ありません。だって調べて推理するのが楽しいんですから。
無駄な事をという人が世の中の大勢の中、こういう人達が昔の日本には沢山いた「趣味人」です。
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